イタリア南へ カプリ島編 

Travel Abroad

2022年6月、 映画「Grand Bleu(1988)」でマイヨールとエンゾの見た海を見る、と言う旅。この映画の中では海は美しく優しい一面だけではなくて、海の恐ろしい一面も描かれていたわけですが、マイヨールが最後に見たのは、それは真夜中に見た時のあの海の怖さではなくて、美しく魅力的な海に引き込まれて行った時のなんとも言えない怖さでした。

イタリアはこれで3回目。南側を訪れるのは初めてです。ナポリからフェリーでカプリ島に渡り、数日ゆったりしてから、フェリーでソレントに渡り、街をぶらぶらしてから、その後はローカルバスで、ポジターノとアマルフィーまで乗り継いで行く。またそこで一日ゆっくりしてから、その後はバスで東に進んでサレルノに行く。そこからは電車でポンペイのためにナポリまで戻ってくる。ナポリからはフライトでシチリア島に南に飛んで、そこであのLe Grand Bleuの海を見るという9日間の日程でした。

(↑)車で行ったわけではないですが、こんなルートです。気持ち的にはイタリア半島を南下していたのですが、ナポリの南側をぐるぐる回って、シチリアに一気にフライトで飛んでしまったので南下というと大袈裟です。イタリア半島の東側にバーリという都市が見えると思います。ここまでいけばアルベロベッロというとんがり帽子の家並みが広がる街に辿り着けます。この場所にも訪れてみたかったのですが、ついぞ行けませんでした。ここを回ってくれば文字通り、南下していく旅になったはずです。私は9日間がこの時取れる休みの限界でしたが、イタリアを2週間ほどかける日程が組めればアルベロベッロの街にも寄ることができるでしょう。

南イタリア 9日間の旅のしおり

6/18

London Gatwick (North Terminal) to Naples    EZY8531
空港からべヴェレッロ港へ行き alibusでカプリ島に移動する 

ホテルチェックイン
BELLAMANIA B&B
1 Via San Nicola, 80071, アナカプリ

青の洞窟トライ+観光
泊まる

6/19

18日に見れていなかったら、青の洞窟にもう一度トライ

ソレント移動 船
ホテルチェックイン
Il palazzeto
Via Santa Maria delle Grazie 1, 80067, ソレント

6/20

ポジターノ向かう バス5070番
positano sponda

アマルフィ向かう5070番

ホテルチェックイン
Hotel Floridiana Via Brancia 1, 84011, アマルフィ

(ポジターノ)
観光

6/21

朝ごはん付き 荷物預けて観光
チェックアウト

サレルノ向かう バス5120番

ホテルチェックイン SOLIDEA BNB
148 Corso Giuseppe Garibaldi PIANO 4, INT.22, 84123, サレルノ

サレルノ観光

6/22

朝食付き チェックアウト
ナポリ向かう ナポリ着

ホテルチェックイン
Napoliamo Guest House
Corso Umberto I numero 22, 80138, ナポリ

ポンペイ向かう 電車
12:00から15:00チケット購入済

ナポリ戻る

6/23

チェックアウト荷物預ける ナポリ観光
荷物とって空港へ14:30頃

ナポリ カターニア(シチリア)
FR6200 18:00→19:05 Ryanair

カターニアホテルチェックイン
VENTIMIGLIA SUITE&WINE
Via Monsignor Ventimiglia, 241, 95131, カターニア

洗濯回す

6/24

朝食付きチェックアウト
タオルミーナ向かう

ホテルチェックイン
Athena Charming Rooms
Via Guardiola Vecchia 12/C, 98039, タオルミーナ

観光 Grand Bleu でマイヨールとエンゾの見た海を見る
レストランは映画の舞台にもなった、Ristorante Le Grand Bleu by “UNA cucina”でパスタにしよう。

6/25

朝食付き タオルミーナ観光

6/26

朝食付き
チェックアウト
カターニア空港向かう
Catania▶️LondonGatwick 16:30 18:50
EZY8568 3hr 20min

21時頃 帰宅

ナポリからカプリ島

カプリ島、私が小説家であったら春から冬になるまで半年ほど滞在してみたかったなという島。日差しと風の具合いが気持ち良い、猫を見ていると時間がゆったり流れている感じがします。特に私が気に入ったのは街中心部のカプリではなくて、東側にあるアナカプリという街でした。夕方に徐々に日が沈んで暗くなっていく街の感じが幻想的で素敵な街でした。

フェリーは片道で24ユーロ。乗船時間は30分くらいだったと思います。
(↑)ナポリからフェリーに乗るときに初めてクルーズ船というものをまじまじと見ました。サントリーニの街 Tiraから見下ろしていた時と今回のように下から眺めると違うものです。これに乗って優雅に地中海を巡っている人がいるんだなあ。乗ってみたいなあと、沸々と欲望が湧いてきました。あのクルーズ船の中はどのような世界になっており、どのような人がいるのか。
そして2年後の24年8月に私はクルーズ船に、しかもこの港に寄る船に乗ることになります。

フェリーでカプリ島に着くと、カプリの街の観光を後にして、一旦は東にあるアナカプリの街に向かいます。アナカプリにはローカルバスで向かいます。

(↑)東側にあるアナカプリという街 私はこの街が大変気に入ったのですが、カプリと違い街から海を見下ろすという造りにはなっていないです。

アナカプリは小さな街で、1時間もしないうちに一周できてしまいます。多くの店で名産のレモンのジュースやジェラート、お土産のバックやテーブルクロスなどにもレモンが多くプリントされて店先に並べられているので、街の配色にレモン色が入り込んでくるほどです。

アナカプリの観光資源の1つはロープウェイでいく絶景ポイントなのですが、そのロープウェイ下のGelatoが絶品でした。お店の名前はGelateria Bar Nonna Carmela Capri. イタリアではバニラを頼むとレモンの味がします

そんなこんなでアナカプリでの1日目は静かな街をゆっくりとぶらぶらして過ごしました。

(↑)街にあるロープウェイに乗っていくと圧巻の海が見えます。
地中海の青い海に船が白い線を引く
(↑)アナカプリの街の中心にある妙に高いブロッコリーのような木。一体なんていう種類の木だったのか。
(↑)クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」と言う映画では、夢の中で夢を重ねて見ることで多層の世界に入っていきますが、その過程を繰り返すうちに、主人公たちには本当の自分がいた現実世界が判別できなくなるいうことが起きます。本当に自分がいた世界を識別するために回るコマの具合を見て、「これが自分のいた現実の世界」だと判別するのです。
私はいつも猫を見て、本当に自分に流れている本当の時間を取り戻している気がします。。
(↑)カプリ島は日が暮れていくのが美しい街でした。日が落ちていく、そしてだんだん暗くなっていく。それは都会でも起きていることですが、感性が寝ているのか見えないのです。
(↑)アナカプリの夕焼け 

翌日、このアナカプリから青の洞窟に向かいます。ローカルバスで30分ほどです。バスは30分おきに出ていました。

青の洞窟へのアクセスについて、私はアナカプリの街からバスに乗って朝イチに青の洞窟の前に陸路で行ってしまうのが良いように思いました。朝一に行くと現地の人なのか、泳いでこの青の洞窟の中に入っていくのが見えます。現地に着くと、ちょうど「綺麗だったよ」と洞窟内を泳いでいた人たちが、興奮して出てきました。

(↑)バスで地上から青の洞窟にアクセスするとこのような場所に繋がっています。ここの先から船乗りのおじさんを捕まえて、洞窟内に入っていきます。

アナカプリで泊まった民宿は BELLAMANIA B&B。部屋は清潔、笑顔の素敵なオーナーも気さくで非常に感じの良い方でした。

(↑)街にいくつかあるベーカリでーささやかな朝食をとって、カプリの街中へ向かいます。アナカプリの朝は非常に静かです。
カプリの街はアナカプリと違い海を全面に見ろす形になっています。
ここにも猫が多くいました。